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レンタサイクルではじめての琵琶湖一周!!夫婦2人でゆるゆる2泊3日ビワイチサイクリング【当日編】
2022.05.27
さてゴールデンウィークでした。待ちに待った連休。
真夏や真冬にやるのは気合いが必要なアクティビティも、春の陽気ならサイコーってもんです。
「ビワイチ」それは「琵琶湖一周」を表し、徒歩でもバイクでもなんでもとりあえずぐるっと回ればそれはもうビワイチなのです。
今回わたしたちは3日かけて自転車でぐるっと回りました。
という訳で、新快速かっとばして滋賀県へ行ったところからご紹介します!
伊藤。アラサー。おにゃのこ2人で弊社公式twitter(@atm_mold)を更新中。舞台照明→営業職を経て、現在は金型工場で設計をしながら、自社製品を考えたり広報したりしている。レンタサイクル借りるたびに自分の自転車欲しくなりがち。
1日目:安土→長浜 ~初日だしゆったりそこそこに~
電車で滋賀県に入るの初めてかも。神戸から2hで2000円くらい。新快速すごいな
1.安土駅前
信長仕様のとびだし坊やがお出迎え。(通称:とび太くん、滋賀県が発祥?らしい?)
琵琶湖周辺では様々なとび太くんが飛び出してきます。ご注意を!
そしてクロスバイクとヘルメットを3日レンタル。パンク修理キットとボトルホルダーは自転車の料金に含まれています。
2人分合計で大体15000円(忘れた)、現地で現金で支払ってからの出発です!
スタッフさんには「この道の駅で鯖そうめんと小鮎の天ぷらを食べてください」「ここのローソンを逃すと後はもう無いので持ってる飲み物を捨ててでも水を買ってください。ゼリーもあると良いです」といったアドバイスをいくつかと、地図を頂きました。ありがて~!!!!!!
安土駅前から琵琶湖沿いまでちょっと道が細いですが、湖周道路には自転車レーンがありますね。ブルーラインもあるので道もわかりやすい!
自転車上級者は車道を、ゆっくり走りたい人は歩道を走ります。(湖沿いのほとんどが自転車歩行者専用道路になっています)
車道は忙しないので、歩道をゆっくり走りましょかね。ロードバイクの人たちがすごい勢いで車道を走り抜けていきますw
GWだし混んでるかな~と思ってたけど、ちらほら見かける程度でそこまで混雑していないです。「抜きまーす」とかの声かけしっかりして安全運転でいきましょ~
声かけ、といえば私たち夫婦は走っているときは「前後」の位置関係にあるので、よっぽどのことが無ければ無言です。「わーすごい!」「つかれた!」「あれ見て!」なんかを叫び合うこともありますが。。
なんか話したい時は停まれそうなところに停まってから。
バイクツーリングなんかではシーバー繋いでたりするけど、自転車はどうしてるんでしょう。まあ大体ジェスチャーでいけるか。。
2.彦根城
スタートから20km程度で一旦寄り道。私はお城とかあんまよくわかんないんですが。
建築士の夫は「梁やべー!!!!」「柱やべー!!!!」となにやら楽しそうなので良し。
このあたりでお昼も回ったので、彦根駅前のちゃんぽん亭で近江ちゃんぽんを食べました。満腹まで食べるとその後がキツいぞ!(自戒)
本当にキツいぞ!(セットの白ご飯を後悔し始める)
しかし高低差がほとんど無いので、コースとしては結構ラクです。重いギアでグイグイ進むより、かなり軽めのギアで回転数上げる方が脚の負担が少ないことに気付きました。自転車のセンスがあるかもしれない
3.道の駅 近江母の郷
補給ポイントです。ご当地ならではの見たこと無い野菜とか、加工品工芸品は見てて楽しいですね~
サイクリングだけじゃなくてツーリングもかなり多いです。めちゃくちゃバイクが停まっているw
バイクも気持ち良いだろうな~~
あと、意外にもランナーも多いです。全周を走破する、気が狂っている(誉め言葉)ランナーばかりではないとは思いますが、たしかに走りやすいし景観良いもんね。調べたら11月に「琵琶湖1周ウルトラマラニック185k ビワイチランニング」が開催されますね。185kmか……
4.長浜
彦根から10km程度すすんだところがこの日のセーブポイントです。結構早く着いた。
長浜バイオ大学ドーム宿泊研修館、素泊まり2名で9000円台です。GWにこの値段で良いンですかァ!?
「大事な自転車ですから」と、玄関の中に駐輪スペースも空けて頂きました。ありがてぇ~!!!
学生が合宿とかで使うような「施設感」が良いですね。大浴場も洗濯乾燥機も歯ブラシとかのアメニティも完備。部屋も広いしもちろん琵琶湖ビュー。木さえ無ければサンセット見えた。木・・・
昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったので夕食はコンビニ飯です。ついでに軽い朝食も買っておきましょうかねえ。セブンイレブンが徒歩圏内にあります。
初日走行距離は34kmでした~
あれ?1周160kmぐらいあるんじゃなかったっけ?明日やばいな~
2日目:長浜→高島 ~ビワイチ唯一の峠越え~
5.黒壁スクエア
ドームから4kmぐらいのすぐ近く。
黒壁で揃った古い街並みを見にいってきました。朝なのでお店はどこも閉まってますからねw
ここでも夫は何やら楽しそうです。「和」が好きなんだな、「和」が。
ところでこのタヌキ怖くない?どこから見ても目が合う。
6.道の駅 湖北みずどりステーション
黒壁スクエアから12km程度。
ここはレンタサイクルのお兄さんに「鯖そうめんを食べよ。小鮎の天ぷらを食べよ。」と命ぜられた道の駅です。
しかし時刻は10時ぐらい、なので昼食は次の道の駅まで取っておきましょう。コーカコーラと小鮎の天ぷらだけつまみました。
んまい!コーラは普通!
ここを抜けると一旦琵琶湖から離れて畦道を走る。
そのあとに始まります。上り坂です。覚悟っ……!!!!
と、ファイトいっぱつ、しかし案外あっけなく登り切れる程度。傾斜も距離もマイルドですね~
下り坂になると汗が冷えてちょっと寒い。でも爽快っ!!!
途中にトンネルがありましたが、そこそこ暗いのでスリルがあります。
ライトで周囲にしっかりアピールしましょね。そしてトンネルの暗さに目が慣れてきたぐらいで終わります。あっけない。
7.道の駅 塩津海道 あぢかまの里+ローソン
みずどりステーションから12km程度。道の駅とローソンは隣り合わせにあります。
ここを抜けるともう自販機すら滅多にありません。必ず補給しましょう。
レンタサイクルのお兄さんにも念押しされましたからね。
ここで昼食をとりました。満腹まで食べるとその後がキツいぞ!(自戒せよ)
抜けるとまた上り坂。本当にキツいぞ!(鯖寿司を後悔し始める)
食直後の自分をイジメるんじゃありません。
しかしこの琵琶湖の北側、景観がバツグンに良いです。
「奥琵琶湖」と呼ばれる、別荘やペンションが立ち並ぶスポットですね。小綺麗に整備されていて走っていて気持ち良いです。木漏れ日が眩しい。涼しい。写真撮ればよかったなあ。自転車乗りながら記録に残すのって、むつかしい。走りながらiPhone操作する訳にもいかないし。いちいち止まってたら夫には置いていかれるし。ゴープロほしい。
その後はまた数本のトンネルをくぐり、町におりてきました。
そしてここでちょっと寄り道。ブルーラインから離れ、JR湖西線のマキノ駅高架をくぐって北上。
8.メタセコイア並木
あぢかまの里から20km程度。
直線2km近くあるメタセコイアの隊列!これは四季のどれも良さそうですねえ。GWは緑が綺麗でした~!
レンタサイクルをまるで「自分のマシン」かのように写真に収めるなどして。
この道路は歩行車専用では無いですが、普通に車道にはみ出しちゃってる観光客がちらほら。気を付けてゆっくり進みましょう。轢くぞ?
そしてそのまま南下して、グーグルマップを見ながら琵琶湖沿いのブルーラインに戻ります。あとはずっと自転車歩行者専用道路をまっすぐまっすぐ道沿いに。ずっと。ずーっと。
なんか……景色が変わらない。信号もほとんど無く、歩行者もサイクリストもほとんど居らず(爆速の車道走るマンを除く)
そして前述した通り、夫婦の会話も最小限。疲れてきたし。ただただぼんやり、右側には家か畑、左側には琵琶湖の風景を眺めながら右脚、左脚と進めていくだけになります。
これ……めちゃくちゃ落ち着くジャン……
「無」の境地ジャン…………
ランニングでも信号の無い周回ルートなんかを走ってたら「無」になれるので好きなんですよ。
ビワイチ湖西側は味気ないかもしれない。でも、日常からちょっとだけ切り離される感覚は大好きです。
途中で風車があったからパシャリ。
道の駅かと思ったけどこれはグランピングの施設だった!休憩ポイントだと思ったけどまだまだこのまま進みましょう。
9.高島市内
メタセコイアから24km程度。
今日のセーブポイントはびわ湖畔リゾート 白浜荘です。近江牛!温泉!琵琶湖ビュー!
昨日なんとなくガマンしたビールも飲んじゃおう。
広い和室だったので思う存分ゴロゴロしました。やっぱ畳が最高よォ!!!!!爆睡!!!!!!!!!!!
2日目走行距離は77kmでした~
ほどよい疲労感。おしりの痛みが我々夫婦に襲い掛かっています。見ないふり見ないふり。
3日目:高島~安土
10.白鬚神社
宿から5kmぐらい。湖に浮かぶ鳥居が目印です。
車道を挟んだ神社側にお立ち台があり、そこからの写真です。
白鬚神社は長寿の神さま。しっかりナムナムしましょうね。お金が欲しいお金が欲しいお金が欲しい
ここからは次の目的地まで20km程度あります。まったりいきましょう。
途中で道路工事があって迂回ルートになりましたが、手作り感満載の地図でバッチリ案内してくれました。
やさしいなあ
しばらく高架沿いルートを走ったりなんかして。湖西線?
11.びわ湖大橋米プラザ
白髭神社から22km。琵琶湖大橋のふもとにある、しっかりした道の駅です。ここで昼食をとりましょう。
さすがのGW。サイクリストやライダーだけでなく、家族連れもいっぱい、めちゃくちゃにぎわっておりました。団子がデカい。
橋をチンタラ走ってたら、電動自転車に追い抜かれました。せこい。
橋をおりたらまた道なりに。途中、ここ通ってええの?家では?ってルートを通ったりしたり。
12.ラ コリーナ近江八幡
琵琶湖大橋から20km。こじゃれたところでお茶でもしますかー、と思って寄り道。
なんだこの建物は!屋根が芝だ!個性!
中にはカフェとショップが入っています。つめたーい飲み物でも……と思ったら長蛇の列。そうだ、今日はGWだった。30分待ちだったのでそそくさと退場w
時間に余裕があればゆっくり見て回るのも楽しそう。見た感じ、敷地が結構広い。工房とかあんのかな。
13.安土駅前
ラコリーナから5km。ブルーラインから離れて市街地を通り、スタート地点のレンタサイクル屋さんに戻ってまいりました~早かった~
3日目走行距離は58kmでした。
サクッと終わった印象です。まだまだ元気!たのしかった!
レンタサイクルのお兄さん「2周目いつにします?予約していきます?」
えーっとじゃあ来年の5月……いかん、流されるところだった
でも実際に春・秋が一番走りやすいので、ゴールデンウィークとシルバーウィークに集中するらしく。ですよねえ。
真冬は湖北側に積雪があるし、真夏は熱中症に気を付けながらになりますからね。
2泊3日ビワイチを終えた初心者の感想 ~やっぱ1泊2日でも行けたかも~
このビワイチのプランを立てる時、1泊2日か2泊3日か悩んだんです。
これまでに走ったことのある最長記録はしまなみ街道片道の70km。1泊2日です。
ビワイチは160km。いくらアップダウンがほとんど無いとはいえ、倍以上の距離を走るのは厳しいのでは……と考えながら情報収集するも、2泊した人の情報がほとんど出てこなかったんです。やっぱり1泊がメジャーなんでしょう。
今回実際に走ってみて、ちょこちょこ寄り道を挟みながらでも1泊で走り切れるかなと思いました。本当にフラットで走りやすい!なによりも自転車・歩行者専用道があるので、車道の車や爆速サイクリストに怯えることなく、のびのび走れます。
2泊は2泊で時間に余裕があるので、日没に焦ることもなく、ちょっと疲れたら好きなだけ湖畔で黄昏ることも出来て、非常にまったりまったり出来ました。
最近、YouTubeで琵琶湖ガサガサ系の動画をよく見るので、ちょっとした川でも「生き物いないかなー」なんて覗き込んだり。もう、川で作業してる若者は全員YouTuberに見える。
あと、神戸から琵琶湖へのアクセスもJR1本なのがめちゃくちゃ良いですね。楽ちんです。帰りは爆睡でしたw
ただ、サイクリングにおける物理的な「おしりの痛み」は距離に比例するのではなく「日数」に比例します。
一晩経つごとに痛みがプラスされていきます。朝イチに自転車にまたがるのがこわいwこれは慣れるんでしょうか。豪速サイクリストの方々のおしり、どうなってるんだろう。つよそう。
つぎのビワイチはどうする?
今回の経験を踏まえて、再度ビワイチに挑戦する場合のプランを考えました。
次は秋に行きたいですね。紅葉!
1泊2日 北湖コース160km
初日:守山出発~峠の手前で宿泊
2日目:峠越え~琵琶湖大橋わたってゴール
峠に入る前にしっかり休息が取れます。距離もちょうど半分くらい。
時間的にも多分、そこまでカツカツではないと思います。
次に行くならおそらくこれかなー
2泊3日 全周コース(フルビワイチ)200km
時間をかければ、南湖も含めた全周にも挑戦できそうですね。
初日:米原出発~高島宿泊
2日目:高島出発~大津宿泊
3日目:大津出発~米原ゴール
これで距離的には大体均等かな?こんな長距離走ったことないので、途中で向かい風吹いただけで心が折れるかもしれませんがw
なにごとも挑戦でしょう。夫が付き合ってくれるうちにいつか行ってみたい。
まとめ。そこの「ビワイチ行ってみたくて情報集めてる初心者諸君!」
えー、初心者からのアドバイスです。
ゴールデンウィークそこまで混雑しません!
ロードバイクじゃなくてクロスバイクでOK!(ロードの方がパンクのリスク高いぞ!)
北湖1周であれば1泊2日でOK!
あちこち寄り道したり、まったり進みたいのよって人は余裕をもって2泊3日で行こう!
ブルーラインがあるので道に迷うことはまあ無いぞ!
峠越えする時の補給マジで大事!
トイレは行ける時に行っとこうな!
美味しいもんいっぱいあるぞ!
今日が人生で1番若い日、体力があるうちに挑戦してみよう!
疲れたらそのへんの波打ち際でまったりし放題なのもめちゃくちゃ良いぞ!