明るくたのしいみんなの

日本は安全な国?海外に住んでいた私だから言えるすごいと思う日本の日常・常識4選

2022.03.29

【ブログを書いた人】

ハンドルネームは「現場女子1号」。20代半ば。海外のいろんなところで子供時代を送るという特殊な人生を歩んでいる人。普段は現場の仕上げ部門に所属しているが、最近は放電加工用の電極のグラファイトを機械で加工している。冬季五輪はいつもフィギュアスケートをメインに観戦する。推しは女子フィギュアの坂本花織選手と、カーリング女子の藤澤五月選手。

暖かくなったり寒くなったりと気温の変化が激しくなってきましたが、風邪などひいていませんか?

今年の冬も例年のごとく私は足にしもやけを作ってしまいました。

毎年なんです。ツラい。

今はしもやけだった部分の皮がめくれて少しヒリヒリしています。

さて今回は、毎回書いている【ブログを書いた人】の中の「海外のいろんなところで子供時代を送るという特殊な人生を歩んでいる人。」という文について詳しく書いていこうと思います。

また、上記を踏まえて私の目線で見た日本についてご紹介します。

現場女子1号の生い立ち -特殊な人生とは?-

みなさんは「故郷はどこですか?」と聞かれて答えられますか?

これは、私が1番聞かれて困る質問です。

幼少期に育った場所が多くて、どこを「故郷」と呼んでいいかが分からないのです。

では、私の生い立ちを見ていきましょう。

生まれは大阪府枚方市。

2歳になる手前ぐらいまでは明石市に住んでいました。

父の転勤で住むことになったベルギーで2歳の誕生日を迎えました。

現地の幼稚園に通っていましたが、フランス語を理解していたそうです。

ここらへんの記憶はほとんどありません。

3歳半ぐらいで隣のドイツに引っ越しました。

親が現地の幼稚園に入れようとしたのですが、言語の違いに拒絶反応を起こしてしまったため日本人幼稚園に通っていました。

ドイツにいた記憶はちょこちょこあります。

日本に帰ってきたのは6歳になってから。

日本の幼稚園には5か月間しか通っていません。

小学校2年生が終了するまではずっと神戸にいました。

しかしまたすぐに父の転勤で、小学校3年生から4年間アメリカに住んでいました。

アメリカでは日本人学校に通っていたので、アメリカ人の友達はいません。

小学校卒業してから帰国し、現在に至るまで神戸に住んでいます。

さて、ここで問題です。

私の故郷はどこでしょう?

A. 出生地の枚方

B. 2年弱しかいなかった明石

C. 1年半ぐらいしかいなかったベルギー

D. 3年弱いたドイツ

E. 4年間過ごしたアメリカ

F. 人生の半分以上を過ごしている神戸

選択肢が多いな。

おそらく、全部故郷です。

ちなみに、私の親は2人とも日本人なので私も生粋の日本人です。

海外育ちから見た日本の日常・常識

日本人幼稚園や日本人学校に通っていたとはいえ、日本で日本の日常や常識に触れていたわけではありません。

そのため、中学生のときはかなり戸惑っていました。

街を歩いていても日本語が通じることに喜びを感じていたのも束の間、どうしてもいまだに不思議だと思うことが浮上してくるのです。

では、私が特にすごいと思っている日本の日常や常識を4つご紹介します。

日本と海外の日常・常識の違い -自動販売機-

日本に帰国して、まず1番困ったのは自動販売機の使い方です。

「え?」って思うかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。

特にアメリカでは、日本だと考えられないような大胆な犯罪が多く、なんと自動販売機ごと盗まれるという事件は珍しくありません。

これを初めて聞いたときはさすがに驚きました。

この自動販売機の盗難対策も実に大胆で、太い鎖で自動販売機をぐるぐる巻きにするというものです。

すごいでしょ?

場所にも寄りますが、私が住んでいたロサンゼルスではよく見かけました。

自動販売機で飲み物を買おうものなら、いつスリやアジアンヘイト、ギャングに絡まれるか分かりません。

特に日本人は狙われやすいので自動販売機には近付いたことがありません。

そんな環境に4年も住んでいるとこれが私の中の日常になり、自動販売機の周辺は物騒という概念が根付いてしまいまして。

帰国したときに日本の自動販売機が無防備すぎて逆に驚きました。

帰国したての頃。

母に「ジュース買ってきて」と渡された小銭を片手に自動販売機の前で立ち尽くす私。

「何をしたらいいんだろう?」

自動販売機でジュースを買ったことがない私はすかさず母の元に戻り、使い方から学びました。

お金を入れてボタンを押すだけなんですけどね。

日本では自動販売機本体の盗難事件はないんでしょうか。

いまだに気になっています。

日本と海外の日常・常識の違い -座席の確保-

みなさんはファストフード店やカフェなどに行くとき、座席の確保はどうしていますか?

荷物などを空いている座席に置いてから注文をされるケースが多いと思いますが。

私はこの光景を見ると少しハラハラしてしまいます。

海外では必ず盗難に遭うため、絶対に荷物を肌身離さず持ち歩かなければなりません。

ハンカチ1枚でも盗まれます。

なので、注文を済ませるまで座席につくことはできません。

そう考えると日本ってすごいなぁと思う反面、不思議でならない点が浮上します。

日本では、お店の人が「座席の確保をお願いいたします」と客に促しているのをよく耳にします。

しかしながら「置き引きなどは一切の責任を負いません」といった注意書きもよく見かけます。

あれ?矛盾……。

私には置き引きを助長しているようにしか聞こえないんですよ。

この場合、どのようにするのがベストなのでしょうか?

まだ誰かと一緒に来るときなら荷物番を頼めるとは思いますが、「おひとり様」がトレンドの昨今では、誰に荷物番を頼めばよいのか。

忙しいお店の人にわざわざ荷物番を頼むのは少し気が引けますよね。

かといって荷物を置いておくわけにもいきません。

隣に座っているお客さんなんてなおさら危険じゃないですか。

結局私は座席の確保はせずに注文を済ませてから空いている座席を探します。

どうするのが正しいのか、正解が気になります。

日本と海外の日常・常識の違い -おつかい・留守番-

日本には、「はじめてのおつかい」という絵本やテレビ番組がありますよね。

あのテレビ番組を見るときはいつもアクション映画を見るよりもハラハラします。

みなさんは幼少期のおつかいは経験しましたか?

私は経験ありません。

そもそも海外では、14歳以下の子供に1人で買い物などをさせるという行為は、児童虐待として警察に通報されます(※国や地域によって年齢や法律は異なります)。

日本では、小さな子供が「お母さんからおつかいを頼まれた」と言えば、警察沙汰になるどころか「偉いねぇ」と褒め称えられます。

また留守番も同じで、14歳以下の子供を家に置いておくのも児童虐待になります。

世界で考え方がこんなにも違うのかと驚きますよね。

子供が誘拐されるかもしれないという考え方は日本ではあまり根付いていないのでしょうか?

私は日本での留守番を初めて経験したとき、家の鍵を隅々まで何度も確認したのを覚えています。

小さい子のおつかいや留守番が親のお手伝いの一環である、という日本の考え方はとてもすごいと思います。

日本と海外の日常・常識の違い -守衛-

学校などの施設には、守衛のおじさんがいますよね。

日本では、割と優しそうなおじいちゃんが守衛をされているのをよく見ます。

初めて日本の守衛のおじさんを見たとき、とても驚きました。

海外、特にアメリカでは「ガードマン」と言って、重装備を身にまとった屈強なおじさんが常駐しています。

私が通っていた学校のガードマンは、背が高くて格好いい黒人のマッチョマンでした。

日本語が全く通じませんでしたが子供が大好きで、帰るときにハイタッチをしてくれる人でした。

アメリカは銃社会ということもあり、それぐらい装備を強化しないと命を狙われてしまう、という危険と常に隣り合わせの環境です。

日本で守衛のおじさんにそこまで屈強な人を見たことがないのですが、やはり日本が安全な国だからでしょうか?

とはいえ、小学校襲撃事件などがないことはないですし、銃刀法違反で逮捕されている人もいないわけではありません。

犯罪を侮るなかれ。

アメリカほどとは言いませんが、守衛のおじさんの強化はもう少しした方がいいのではと思ってしまいます。

大学生のときにいた守衛さんは、学生にあいさつをしていましたが、ほとんどだれも返すことがなくかわいそうだと思っていました。

私があいさつをすると、とても嬉しそうな笑顔を浮かべてあいさつし返してくれました。

朝からほっこりしていたのを今も覚えています。

今も元気かな。

まとめ

今は人生の半分以上が日本での生活になりました。

まだまだ不思議な日本の日常・常識はたくさんあります。

異文化を学ぶのには、私の人生はとてもラッキーだと思います。

1つの考え方にとらわれずに、たくさんのことを幅広く受け入れられるようになりたいです。

最近「現場女子1号」という名前でInstagramを始めたので、もしかしたらそこでも不思議な日本の日常・常識について語ることがある。……かも。

https://www.instagram.com/genbajoshi1go/