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私的涙活アニメ映画『千と千尋の神隠し』の視聴回数を超えた『ジョゼと虎と魚たち』のプチ聖地巡礼。須磨海浜公園でEveの主題歌を聴きながら～たまに廻廻奇譚を添えて～

私的涙活アニメ映画『千と千尋の神隠し』の視聴回数を超えた『ジョゼと虎と魚たち』のプチ聖地巡礼。須磨海浜公園でEveの主題歌を聴きながら～たまに廻廻奇譚を添えて～

2022.03.11

スタッフブログ

前回ニックネームを募集しておりました私です。覚えていただいてますでしょうか？

ところで突然ですが、皆さんのストレス発散法ってなにかありますか？？

私はお酒を飲むというのも一つあるのですが…

一番は涙活！！！

※ちなみに涙活（るいかつ）とは、意識的に泣くことでストレス解消を図る活動。寺井広樹によって考案、提唱された造語である。

[参考]　Wikipedia → https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%99%E6%B4%BB

今まで落ち込み切りたいときは「風の谷のナウシカ」を観て涙活、元気を出したいときは「千と千尋の神隠し」をよく観て涙活していました。

つまりジブリ一本ですね！

しかし、そこに突然台頭し2021年で一番観て泣いた私の涙活作品がタイトルにもあるアニメ映画

！！！ジョゼと虎と魚たち！！！

（アニメーション制作：ボンズ、ジブリを脱した私！！）

※ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「ジョゼと虎と魚たち」は2003年に妻夫木聡さんと池脇千鶴さんで実写映画化をしております。2020年にアニメ映画化されたものは、実写映画とは少し違う展開をしていきます。

私と「ジョゼと虎と魚たち」との出会い

私が「ジョゼと虎の魚たち」に興味を持ったのは主題歌を歌っていた「Eve（イブ）」の曲を聴くようになってからです。

そしてそもそもEveの曲を聴くようになったのは、私が大好きな漫画「呪術廻戦」のアニメ主題歌「廻廻奇譚(かいかいきたん)」がとっても格好良く原作漫画の世界観に合っていてハマったため。
そしてたまたま買ったEveのCDに収録されていたのが「ジョゼと虎と魚たち」の主題歌「蒼のワルツ」と挿入歌「心海(しんかい)」でした。そこからYouTubeでEveを見て……

な　の　で　、

Eveに関しては超新参者なのでそちらはご容赦ください！！！

ちょっと脱線して、、、

呪術廻戦といえばとうとう呪術廻戦0が公開されましたね！

ファンな私はとりあえず2回観に行きました～

そして一回目観に行った際に手に入れました

！！0.5巻！！

【詳しくはコチラ▷▶▷ https://jujutsukaisen-movie.jp/news/2021_1204_2.html 】

【そしてちょっとだけ感想… 】

とても原作に忠実で絵もキレイで感動しました。
物語終盤、私の推し夏油傑(げとうすぐる)が言った

「そうくるか!! 女誑しめ!!」

からの0巻主人公乙骨憂太(おっこつゆうた)の

「失礼だな　純愛だよ」

なんてたまらなくクールオブクールでした！

【映画情報はコチラ▷▶▷ https://jujutsukaisen-movie.jp/#index 】

真っすぐな純愛ストーリー

※以下、ネタバレを含みますので読まれる際にはご注意くださいませ。

そう、「ジョゼと虎と魚たち」は純愛なのです！！

昔から車いすで生活しており、小説や絵の世界で生きてきたジョゼ(声：清原果耶)と、自分の夢を叶えるためにバイトに明け暮れる恒夫(声：中川大志)の純愛なのです！

「純愛程度で泣ける？」とお思いの方もいらっしゃると思います…

ですので！！

「ジョゼと虎と魚たち」のモデルとなった場所の一つ、須磨海浜公園にて聖地巡礼しながら何故一番観て泣いたのかをご紹介していきたいと思います！

（※主に大阪が舞台なのですが、コロナ禍のため大阪への聖地巡礼は自粛しました。）

出会いはジョゼと祖母が夜道の散歩中でした。祖母が少し目を離したすきにジョゼは何者かに背中を押され、いうことの利かない車いすのまま坂道を滑るように落ちていってしまう。そんな彼女を偶然通りかかった恒夫が受け止めるといった衝撃的なものでした。
しかし、なんやかんやあり（便利な言葉！）ジョゼの祖母が恒夫に紹介したバイトが

「ジョゼの注文を聞いて、相手をすること。ただし外出は禁止」

といいうものだったのです。

一見、簡単そうに聞こえるバイトだが、ひねくれ者で口の悪いジョゼに振り回される恒夫…

しかしある日のこと、

「あんたは自分で自分の身ぃ、守れんのか？外は恐ろしい猛獣ばかり」

祖母にそう言われ続け、恒夫に助けられた日以来外に出ることができていなかったジョゼは一人でどこかに行ってしまう…

やっとの思いで恒夫がジョゼを見つけますが、「あたいを海まで連れていけ」と命令されてしまうのです。

子供の頃一度だけ父親に海に連れて行ってもらった際、「海の味はしょっぱい」と教えてもらったが波が恐ろしく近寄れなかったというジョゼ。車いすでは砂浜は進めないと制止する恒夫に対して「これで最後かもしれないんや！」と海へ這って行くジョゼを恒夫は抱え上げ、波打ち際まで連れていきます。ジョゼは自分の顔にかかる海水のしょっぱさに感動し、子供のようにはしゃいで喜びます。

（↑ちょうど二人がはしゃいだ波打ち際のヨットのマストの見える須磨海浜公園）

その日を境に、二人は祖母から隠れ、家を抜け出すようになります。

ジョゼは怖いと思っていた虎も、恒夫にならすがれるから見ることができた。恒夫は自分には当たり前に映る光景が、ジョゼにはとってはすべてが美しく自分と違う風景に見えていることに感動し、二人の時間を楽しんでいた。

第一印象は最悪だった二人ですが、「海への憧れ」という共通点も発見し、外出を繰り返して心を通わせていくのです。

夢を追いかける羨ましさと眩しさ

恒夫との出会いの中で、今まで写真や絵や小説でしか見たことのなかった世界に直に触れたジョゼは「絵本を描きたい」という夢を持ちます。
きっかけは、何度か足を運んだ図書館で子供たちに読み聞かせをした際上手くいかなかったが、絵を描いたら喜ばれたこと。
そして恒夫の昔からの夢は幻の魚「クラリオンエンゼル」の群れを見るために留学すること。

ここからの話はジョゼの祖母の死、ジョゼをかばって恒夫が大怪我をして夢を叶えるための留学を断念することになる等、二人の人生の挫折部分に入っていきます。

そんな二人が挫折から立ち直っていく中で印象に残っているのが、祖母の死をきっかけに夢を諦めたジョゼが最後にもう一度恒夫と海に行った際に言った言葉。

「あたいには届かん。ずっと届かんかった。あたいはもう何も手を伸ばしたくない。」「健常者にはわからん」

ジョゼは恒夫に、そう言い放つのです。