明るくたのしいみんなの
- ホーム
- エー.ティ.エムブログ
- 24時間、私を監視し続けるGPSスマートウォッチ「Garmin vivoactive 4S」を丸一年使ってわかった魅力
24時間、私を監視し続けるGPSスマートウォッチ「Garmin vivoactive 4S」を丸一年使ってわかった魅力
2022.01.20
さて2022年がやってまいりました。
今回は「2021年で一番○○」というお題で記事を書いていきます。
みんなして振り返りましょね。
私がテーマに選んだのは【2021年で一番、ずっと一緒に過ごしたもの】
2021年ぶっちぎり長い時間を共にしたのは、私の身体の活動量を常に計測しているガーミン社の腕時計。
毎日の入浴の際、充電の為に外す。それ以外の時間は寝る時も仕事中も運動する時も、病める時も健やかなる時も、常に左手に装着されている。
果たしてそれは何のために?
伊藤。アラサー。舞台照明→営業職を経て、現在は金型工場で設計をしながら、自社製品を考えたり広報したりしている。シンデレラ体重。血圧の上がちょうど100くらい。冬の朝が本当にキツい。
ライフロガー?活動量計?スマートウォッチ?Garmin vivoactive 4Sはそもそも何が出来るのか。
私が持っているのは vívoactive 4S Powder Gray / Silver です。
vívoactive 4と一回り小さなvívoactive 4Sの2サイズあります。さらに6色展開。好きなの選ぼう!
・健康状態を把握できる
心拍数やストレスレベル、呼吸数や睡眠の質なんかを常に追跡します。
ずっと座りっぱなしで動きがなかった場合、時計がビーーっと震えて「moveアラート」を出してきます。「あんたそろそろ動きなさいよ」とお尻を叩いてくるオカンのような機能である。
仕事中にお尻を叩かれる(比喩表現)たびに、こりゃイカンと現場をうろうろしに行くのです。
難しい作業していると「ストレスレベルが高いです。深呼吸しましょう」といった「ストレスアラート」が出てきます。そんな時はTwitterを開きます。
・ランニングや筋トレといったアクティビティを記録できる
GPSが内蔵されており、どこを何km走ったか・ペースはどれくらいで・心拍数が、消費カロリーが、高度が、といったようにあらゆる記録をつけてくれます。
これが2021年2月から1年間のランニング記録。
まるで走っていませんね。走ろう。
これは年間のバイク記録。1441km。
主にママチャリ通勤の分です。
・通知機能でいち早くテキストの確認ができる
手持ちのスマートフォンとペアリングすれば、メールやアラートを受信できます。LINEの既読も付きません。スケジュールの同期もできるので、スマートフォン無しでも当日の予定を確認できます。あと、LINEの既読も付きません。
知らなかったけどAndroidの場合はテキストに定型文で返信できるようです。(するのか?)
・Garmin Payで支払いラクラク
モバイルSuicaにも対応しています。※対応していない機種もあります(引用:Garmin PayのSuica)
もう支払いに財布もスマートフォンも必要ありません。
チャージもGarminのアプリから即時できるし、履歴もすぐに確認できてめちゃくちゃ便利。
今までスマートフォンのカバーにICOCAを1枚入れてましたが、それも必要無くなりました。ただし定期券の購入は出来ないので、通勤通学には向いていないかもしれません。
・充電がめちゃくちゃ持つ
一番電池を消耗するのはGPSを起動中(主にランニング等のアクティビティ)なので、GPS起動の時間が長ければ長いほど電池は消耗します。
バックライトの明るさを落とす、ウォッチフェイス(盤面の画像)を動きの無いものにする、といった電池節約術を使っていることもありますが、1日40~50分程度のアクティビティであれば4日ぐらい充電しなくても大丈夫です。
ちなみに電池残量が残り僅かになると時計は省エネモードになり、時刻確認ができるSuica専用機になります。
・実はこれが一番助かっている。最強のアラーム機能
時計なので。アラームやタイマー機能はもちろんあります。
このアラームの何が最強かといえば「振動する」ところなのです。
これまで、朝の目覚まし時計がジリリと鳴った瞬間に脳裏に浮かぶのは「眠い」「起きたくない」そんなのじゃなくて、(やべえ!こんな大きい音だして近所迷惑だ!)な度量が小さい私、静かな場所で音を鳴らす行為にめちゃくちゃ抵抗がありました。家族も起きちゃうじゃん。でも鳴らさない訳にはいかないじゃん。小さい音で起きる訳ないじゃん。
そこでこの時計の出番。振動で物理的に起こしてくれます。ご丁寧にスヌーズ付き。
漫画喫茶で朝を迎える人は全員これを装着しておいてくれ。たのむ。
なにが目的で自分を監視させているのか
もともとはランニングで使用できるGPSウォッチが欲しかったんです。
これまでスマホでランニングアプリを立ち上げていたんですが、長距離走るとスマホの電池残量も無くなりますし。
実際にハーフマラソンのレースに出た時、スマホがめちゃくちゃ邪魔だったんです。
それで様々なメーカーを調べてたどり着いたのがGarmin。スマホやPCを連携させられて、防水で、GPSの精度が良く、日常でも着けられるデザイン、電池の持ちが良いもの、、、といったトーナメントで勝ち抜きました。
Garminの中でも、デザインで「vivoactive 4S」と「Venu」の2機種で悩みました。
同じ時期に出していることもあり、【どっちを選ぶか】といった記事も多く、悩んでいる人多かったんだろうな~と感じます。
vivoactive 4Sへの決め手は時計の大きさでした。機能はどちらも充実してますからね。
おそらく、手首が華奢なのでVenuだとデカいんです。実機で試せなかったのでわかりませんが……
Venuの画面が有機ELなの、めちゃくちゃそそられたんですがね。多分その分、電池喰いそうだし。でも画面綺麗なぁ。いいなぁ。
どんな感じでランニングやってるかはこちらの記事にまとめてあります。あわせてどうぞ!
そして実際に装着してみて気付いたこと
・ランニング中にリアルタイムでペースを確認できるのが便利
これまでログをとっていたスマホアプリのナイキラン、1km毎にタイムとペースの読み上げをしてくれていました。画面はリアルタイムですがスマホ見ながら走る訳にもいかないので……
つまり1km走らないとペースがわからなかったんですが、時計だとパッと確認できますからね。
・歩数計が日常生活における運動量のバロメーターとしてわかりやすい
「1日のステップ数の目標」を時計が自動的に設定してくれてます。私は大体5000歩ぐらい。
そのラインを超えると時計がビーーーーっと震えて「GOAL!」のアラートが出ます。
STARTさえしたつもりもなく、歩いてただけで勝手にGOALです。自己肯定感爆上げです。
ちなみにステップ数だけでなく、「上昇階数」や「週間運動量(分)」でもゴールアラートが出ます。嬉しいですね。
・MOVEアラートで尻を叩かれる(比喩表現)
日中はデスクワーク、休日はずっとインドア。座りっぱなしで血流も滞り、常に肩こりになっている。
そしてMOVEアラートが鳴らない限りはなかなか自発的に動くのが難しい。ビーーーっと時計が震えたら歩く、ストレッチする、スクワットしてみる。
そうやって今日の私の健康が保たれています。
主にこの3つが便利なのでずっと着けています。
睡眠や心拍数、呼吸数なんかもカウントしてくれますが、これはあまり見ることはありません。
たまに溜まったログを見返しては(この日、やたら疲れてるな・・・何があったっけ。あー、張り切って遠出した日か。)なんて思い出してニンマリする程度です。
私がもっと本格的な市民ランナーだったら練習に取り入れるんですが・・・(というか当初その予定だった)
とはいえ不便なところも無くはない
・改札が通りにくい
めちゃくちゃ便利なGarmin Pay。しかし右利きの私は時計を左手に装着しているので、自動改札機にタッチする際は「手を右側にクロス」する事になります。しかも「手首でタッチ」なので、割としっかりめのクロスを要求されます。
今まで左利きの人たちはこんな不便な思いをしていたのか……と気付きました。
・身体のバランスが悪くなる気がする
Garmin vivoactive 4Sの重量はたった40g。されど40g。
1日のほとんどを付けっぱなしにしているので、常に左手に40gの負荷がかかっています。将来的に左腕の方が長くなっちゃったりしないのかな……若干不安があります。本気です。
これは「右と左が同じじゃないと気持ち悪い病」の私だけかもしれませんが。(右足と左足で同じ段数上がりたいから奇数段の階段が嫌い)
・映画館でも容赦なくMOVEアラートを出してくるオカン
静かにしててほしい時は時計の電源をオフにしてしまいます。が、忘れてしまう事も多々あります。
シリアスな場面、主人公が次にどんな言葉を発するかを固唾を飲み込んで見守っているときにビーーーー(振動)!!!!!!!バックライトピカーーーー!!!!!!!
まるで、「はよ宿題しいや!」とスーパーファミコンの電源を引っこ抜いてしまうオカンそのもの。
・やっぱり面倒くさい、充電
スマートウォッチの中でも電池の持ちは良い方だと思うんです。
しかし、なんなら時計を充電するという行為そのものが面倒。
さらにvivoactive 4SはGarmin専用コネクタなので、互換性が全くありません。私の枕元にはGarminケーブルとLightningケーブル、Micro USBとUSB-Cの4本が転がってます。統一してくれ……
ここまで「2021年で一番ずっと一緒に過ごしたもの」としてGPSスマートウォッチ「Garmin vivoactive 4S」をご紹介しました。
もともとランニングのトレーニング用途で使おうと思いながら、現在はライフロガーとして、はたまた歩数計として、毎日のアラームとして、電子マネーとして、文字通り「肌身離さず」あちこち連れ回しています。
機能は必要十分。全てを使いこなせていない。
腕時計をつけたまま寝るのも最初は違和感だらけでした。
しかし、この「GPS情報や身体のあらゆる数値のログを取る」こと自体にロマン、いや、ディストピア監視社会的なトキメキを感じずにはいられないのです。
今、この瞬間も私の情報は誰かに見られているのです。