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彼氏と2人きり!レンタカーで行く2泊3日の四国・しまなみ海道縦断記

2022.08.31

【ブログを書いた人】

ハンドルネームは「現場女子1号」。20代半ば。海外のいろんなところで子供時代を送るという特殊な人生を歩んでいる人。夏休みの宿題はだいたい最後まで温めておくタイプだった。学校が始まっても終わった試しがない。

夏休み旅行行こうか。どこ行きたい?

私、松山城が見たい

私のこの一言から、夏休みの旅行先が四国・しまなみ海道になりました。

そしてこれが、彼氏との初めての旅行だったのです。

今回のブログは、2泊3日の四国・しまなみ海道縦断記。

旅の思い出を日記のようにつらつらと書きますので、いつもと少しテイストが違うかも?

どうしても松山城に行きたかった理由

私は日本史が得意ではありません。

お城を誰が建てたのかとか、なぜこの土地を支配したのかとか、あんまり興味がないのです。

なのに、なぜ松山城が見たかったのか。

そもそも、なぜ「松山城」という名前を知っているのか。

アメリカに住んでいた時に通っていた日本人小学校の、6年生の担任の先生が松山出身。

私は卒業と同時に日本に帰国したのですが、卒業前に先生にこう言われました。

日本に帰ったら、松山城見に来てね。とってもいいところだから!

この言葉をずっと覚えていて、いつか行きたいなと思っていたところ、彼氏から旅行の提案があったのです。

さぁ、今行かずにいつ行くんだ!!

すかさず「松山城!」と答えた私を不思議そうに見つめる彼氏。

彼は日本史が得意で、私が日本史苦手なのを知っているので、「なんでそこをチョイスしたの?」と言わんばかりの顔。

いいから行くわよ!

経緯を話したらちゃんと納得してくれたのでよし。

1日目、神戸を離れ徳島・香川へ

7時過ぎ:神戸脱出、淡路島へ

今回の旅はレンタカー1台で行っています。

まず向かったのは淡路サービスエリア。

朝食をGETするのだ。

でも朝からカレーはちょっとなぁ。

この日の最終地点は香川県なので、ここでうどんを食べるのもちょっと違う気がする。

そこでROYALという洋食屋さんで目玉焼き定食を注文しました。

全体を写すのを忘れましたが、目玉焼きから尖った白身が飛び出ていました。

席に運んでくれたのはなんとロボット!

席の人数分の料理を一気に運んできてくれます。

これなら誰かがずっと待ちぼうけを食らわずに済みますね!

腹ごしらえも済んだので、いざ四国へ!

11時ごろ:徳島県到着、鳴門の渦潮

徳島と言えば、そう、鳴門の渦潮ですね!

私は中高生のときに一度行きましたが、やはり何度見ても圧巻です。

この渦!

吹き上げる風で帽子が飛んでいきそうでしたが、金網張りなので橋の外に飛んでしまうことはありません。

彼氏は揺れるのが怖いと言っていましたが、私はというとめちゃくちゃ平気でした。

はるか昔、まだ鳴門海峡大橋が建っていない時代に、歌川広重がこの渦を見て絵画を残したのだそう。(現地の看板に書いてた)

そりゃ自然が生み出すこんな渦を見たら絵を描かずにはいられなくなっちゃうよね!

現代人の私たちでさえ写真をバシャバシャ撮ってるんだもの。

12時半ごろ:お昼ご飯は海の幸

せっかく徳島県に来たのだから、美味しいものが食べたい!

鳴門の渦を見て海の幸を食べないわけにはいかないでしょう。

びんび家という食事処にお邪魔しました。

名前を書いてから呼ばれるまで約1時間ほどかかりました!

人気なんだなぁ。

待った甲斐あり、最高においしい釜めしをいただきました。

生のお刺身なども食べたかったのですが、知らない土地でアニサキスに暴れられたくないと思ったので逃げました。

しっかり火を通していただきましたよ。

でもホントはお刺身が食べたかった……!

行き当たりばったりで私が選んだお店、彼氏も気に入ったみたいです。

私の直感は捨てたもんじゃないな。(ドヤ顔)

15時半ごろ:香川県到着、ホテルのチェックインと金比羅山へ

朝食付きのホテルにチェックインしました。

少し休憩、荷物を置いて金比羅山へ。

ここも中高生のころに一度訪れましたが、最上階まで行くことはありませんでした。

よし、リベンジだ。

全部で1368段あり、785段上ると御本宮を拝むことができます。

当時の私は785段まで登りました。

さぁ、今回はどこまでいけるか。

結果は、785段でした。

え、ウソでしょ。まだ登れるハズでは……?

実は、200段超えたあたりから荷物が重すぎて身体が悲鳴を上げていたんです。

さすが荷物パンパン系女子。

(荷物パンパン系女子について書いたブログはコチラ!)

心配性が仇となり絶対に使わないものばかりカバンに入れていました。

御本宮に到着するころには意識朦朧、会話もできないぐらいの息切れ。

しかしその横で彼氏は腹が立つほど爽やかな顔。

何なんだこの人は。体力バケモノか?

元々運動嫌いで体力のない私と、運動大好きな彼氏という組み合わせなので、まだまだ余裕そうな顔になるのは当たり前なんですけどね。

実は下りの方が体力を使う。

その言葉通り、階段降りるの超怖い。

ただでさえ疲れで足がガクガクしているのに、1段1段降りていくごとにその振動で恐怖を煽られるという。

しかも、私の苦手な蜂に足元をうろうろされるという地獄まで味わう。

疲れているので逃げ惑う気も起きず、「お願いだからこっち来ないで!」と叫んでばかりの私。

いや、叫ぶだけの体力は残ってんだなぁ。

※疲れすぎて写真を撮る気力は残っていませんでした。

16時45分ごろ:神馬を拝みつつ金比羅山を後に、夕食GET、ホテルへ

金比羅山を下る途中、神馬と呼ばれる馬が2頭いたので拝みました。

もう1頭を撮ろうとして正面を向いたタイミングでパシャリ

お世話係さん乱入。

いやー、動物を見るとやっぱり癒されますねぇ。

疲れが少し吹き飛びました。

なるほど、これが神の力か。

金比羅山を後に、夕食を食べにぶらぶらと。

疲れすぎると、お腹があまり空かなくなる私。

道中見つけた橋が『千と千尋の神隠し』みたいでした。

正直何も食べる気が起きず、でも食べないと死んじゃうのでとりあえずお酒のおつまみ程度の量を食べることに。

私は全くお酒を飲まないのですが、おつまみが大好きです。

写真を撮る元気すら残ってなかったので、何食べたかあんまり覚えてないんです。

たしかオシャレな店内だったことと、何かのうどんを食べたことだけは記憶にあるかな。

せっかく香川県にいるし。

ホテルに戻り温泉に浸かってその日の汗と疲れを流し、1日目終了。

2日目、今回の旅のメインディッシュ「松山城」へ

9時半ごろ:ホテルチェックアウト、香川県を後に愛媛県へ

懐石料理のような豪華な朝食でした。

量多い。けど美味しい。

写真撮るの忘れた。

スタミナをつけてさあ出発!

愛媛県へレッツゴー!

道中何度もトンネルをくぐったのですが、抜けても抜けても山、山、山!

「(いろんな意味で)すごい景色だね~」と2人で何度も同じことを言いながら。

私がドライブ用の音楽リストに入れた曲をノリノリで大熱唱。

12時ごろ:愛媛県到着、念願の松山城へ!

朝食がかなり多かったのでそこまでお腹が空いておらず。

お城を堪能してからお昼にしよう。

ロープウェイで上って、駅から徒歩でお城まで。

昔の人はよくこんな高台まで建材を運んだもんだな。

重機もないのに。

そんなことを思いながら、いざ松山城へ。

今もほとんどそのままの形で残っているということにとても驚きました。

天守閣に登ると、まぁ絶景!

見晴らしがよく、山も町も一望でき、オーシャンビュー。

気温は34℃を超えていましたが、風がとにかく涼しくて、天然のクーラーとはまさにこのことかと。

将軍様(名前何だっけ)、こんなところで毎日過ごされてたんですか。最高ですね!

天守閣の天井の梁は他の木材とは違い、不揃いな形でした。

よく見ると何やら文字が書いてあり、恐らく梁の寸法なのではないかと。

これもまた味があってオシャレでした。

当時の建築士、センス抜群。(なぜか上から目線)

城内は階段がいくつもあったのですが、どれも急で、上り下りがとても怖かったです。

昔の人はここを颯爽と駆けていたんだなぁと思うと尊敬します。

私無理。絶対こける。落ちる。

城内は他に、将軍の説明や、甲冑などの展示がありました。

とても丈夫そうな防具で、革などを編み込む技術が素晴らしいと思いました。

お裁縫ですら得意じゃない私には、学ぶことが多かったな。

先生の言っていた通り、松山城はステキなお城でした。

来てよかったなぁ。

13時半ごろ:松山城を後に、市内を散策、昼食タイム

松山は夏目漱石の小説『坊ちゃん』の舞台として有名。らしい。

銅像が立っていました。

隣の女の子誰……?

私は読んだことがありません。

親譲りの無鉄砲な少年の話、ということだけ知っています。

ファンにとっては聖地そのもの。

たまらないんだろうなぁ。

その観光スポット周辺は電線がなく、景観をとても大事にしているのが伝わりました。

コンビニや歯医者さんですら風情ある建物でした。

京都みたい。

そしてお昼ご飯は、松山名物「鯛めし」!

……と言いたいところですが、私は鯛そうめんを食べました。

というのも、食欲がどうしてもわかず、ご飯より麵の方が食べれそうだったんです。

それでも量が多く感じましたが、美味しかったです。

彼氏はもちろん鯛めし。

食べることが大好きな彼は、始終幸せそうな顔を浮かべていました。

私はそれを見てるだけで満足なのよ。

15時ごろ:ホテルチェックイン、道後温泉を堪能

私が行きたいと思っていたホテル。

「道後hakuro」

ここではなんと各部屋にレコードプレイヤーが置いてあり、ホテル内に置いてあるレコードは部屋に持ち寄って聴き放題!

なんだこのホテル。最高かよ!

しばらくホテル周辺を散策して……。

足湯を堪能してきました。

目の前にいた猫のようなキャラクター。

思ったより冷たくて、でも旅の疲れを癒してくれるような、そんなひとときでした。

温泉は2人別の場所をチョイス。

彼氏は「椿湯」という温泉、私はホテル内の温泉にそれぞれ入りました。

なんとなく、長時間並んで待つよりも、ホテルの中の温泉にゆっくり浸かりたかったのです。

……とはいえ私自体に湯船に浸かるという風習がなく、いつもシャワーだけで済ませてしまうので、あんまり長々と浸かっているとのぼせてしまいます。

からすの行水並みにすぐ出てきてしまう私。

それとは違って長風呂を堪能してくる彼氏。

彼氏が不在の間、Facebookでつながっている先生に連絡を入れました。

先生、ご無沙汰しております
私は現在、松山に来ております
昔先生がおっしゃっていたお城見に行ってきました

1号さん、覚えててくれてたんですね
私はアメリカから帰国し、今は松山にいます
いつまで松山にいますか?

明日しまなみ海道を渡って神戸に帰るので、今日までです

残念、もうちょっと長ければ会えたのに!

うわ、めっちゃ会いたかった……。

でも連絡を入れて正解でした。

先生、次は必ず!必ず会いましょうね!!

20時ごろ:夕食、お店の人とわちゃわちゃ

ホテルの浴衣を着て、ホテルの草履を履いて、夜の道後をぶらーり。

お酒を飲んで気分がよくなった彼氏と一緒に食事処を探し。

彼が入っていた温泉のすぐ近くの、小さな居酒屋に入りました。

ここでも海鮮。

やっぱり海の幸が豊富なんだなぁ。

箸置きも魚。

ご夫婦で居酒屋を切り盛りしていて、仲睦まじい感じが見ていて微笑ましかったです。

居酒屋のお母さんに話しかけられました。

hakuroの浴衣やねぇ。もう温泉には入られました?

僕はそこの椿湯で彼女はhakuroに入ってきました

あーんた、何も長時間並んでまでそんなとこはいらなくても、hakuroの方が断然いいわよ

hakuroとっても気持ちよかったですよ

ほら~、そうでしょ?気持ちよかったわよねぇ?
椿湯はいたって普通なんだから、hakuro入りなさいね

あ、ハイ。ありがとうございます
明日の朝楽しんできます!

と、呆れられる彼氏でした。

地元の方には、浴衣でどこに泊まっているのかが分かるらしく、いい温泉も教えてもらえます。

私、並ばなくて正解だったのか。

ふふん、私の勘はまだまだ捨てたもんじゃないわね。(やかましいわ)

そして部屋に帰り2日目終了。

3日目、愛媛を離れしまなみ海道を縦断、神戸へ

10時ごろ:チェックアウト、予定狂うもしまなみ海道へ北上

【悲報】2人で寝坊し、朝食を逃す。

もったいない。

起きたのがチェックアウト1時間前。

大慌てで片付けました。

もちろん彼氏は朝風呂を楽しめず。

チェックアウトを済ませ朝食はコンビニでパンを買い、車の中で食す。

もちろんお土産もそのタイミングで買いました。

後日会社で広げたお土産がコチラ。

『坊ちゃん』を1mmも知らない私が坊ちゃんクッキーを買う。

わけわからん。

先生、会えませんでしたが私はしまなみ海道を通って神戸に帰ります。

それではレッツゴー!

12時ごろ:しまなみ海道縦断スタート、大島の村上海賊ミュージアムへ

ここから先は何も予定を決めないで行き当たりばったりで行きたい場所に連れて行ってもらいました。

ガイドブック買って正解だった。

今回旅のお供になってくれたガイドブックはコチラ↓

最初に向かったのは、大島にある「村上海賊ミュージアム」。

日本にも海賊はいたんですね。

少し想像していたものとは違いましたが、それでもかなり大規模な海賊だったようです。

村上海賊が訪れた場所は多く、大阪湾や厳島にも来ていたそうです。

「こんな絶景を見ながら金品を奪っていたなんて、すごいね」と彼氏に言うと、

「そうか?同じような景色だし絶景だとは本人たちはあんま思ってないんじゃない?」と言われ

確かにそうかと納得した私。

現代に生きる私たちだからこそ絶景だと思えるのか。

日本史が苦手な私発動。

ほとんど話の内容覚えていません。

すみません。

13時半ごろ:生口島のカフェへ

ここには前回のブログでご紹介したしまなみコーヒー様にお世話になった場所です。

少し迷子になって全然違う道を走ってしまったのですが、何とか到着しました。

前回のブログはコチラ

14時半ごろ:因島の因島水軍城へ

ここは……昭和に建てられたお城でした。

元々あったお城ちゃうんかい!

でも、この施設より南に青陰城跡というのがあり、因島水軍城はその模型のようなもの。

現代でいうところの本社兼事務所のようなお城が建っていたそう。

他の地にいる軍からの情報はすべてここに集まるというシステム。

ただメールなどもないような時代なので、情報には多少のタイムラグはつきもの。

そう考えると、現代の技術ってすごいんだなぁ。

18時半ごろ:しまなみ海道を抜け、広島と岡山を通過し、明石から神戸へ

さてそこからは一気に神戸に向かいます。

途中岡山県の吉備サービスエリアで1回目の夕食。

あまり食欲がなく、ミニチャーハンしか食べられませんでした。

それでも車の中では2人で元気に大熱唱。

共通の好きな歌があるって最高ですね。

そして一気に東へ東へ。

明石サービスエリアに着くころには、日がだんだん沈んできて暗くなりつつありました。

2回目の夕食は明石焼き4つ。

やっぱり地元の味。関西の味。

旅の疲れは地元の料理と聞き慣れた関西弁が1番癒されますね。

20時半ごろ:家到着

あー帰ってきたー。

ある程度の荷物の整理をして、この日は即就寝。

残りの片付けは次の日以降にしましたとさ。

先生、今回の旅、とっても楽しかったです。

小話

テレビをつけると、当たり前ですが関西のローカル番組はすべてやっておらず、四国のローカル番組がやっていました。

見たことないアナウンサーばかり。

そらそうだよね。

それから2日目のホテルで履き替えた草履ですが、私は草履に慣れておらず、何度も脱げました。

鼻緒が当たって痛い。

履き方が悪いのだと思うのですが、脱げるのが嫌なのでつま先にグッと力を入れてしまいます。

階段も1段ずつしか降りられないし、走るなんて到底できたものじゃない。

彼氏は履き慣れているらしくスイスイ進んじゃうんですよ。

待って~、知らない土地で迷子にだけはなりたくない~!……と焦る私。

あと、高知県行くの忘れた。

土佐藩激おこ案件ですね、すみません。

高知「解せぬ」

いつか高知県も行きます!

そのためにも、高知県の魅力をぜひ教えてください!

今回の旅で訪れた場所の情報など

1日目朝食:淡路サービスエリア様

https://www.awaji-rs.co.jp/

鳴門の渦潮

https://www.uzunomichi.jp/

1日目昼食:びんび家様

https://binbi-ya.com/

金刀比羅宮様

http://www.konpira.or.jp/

1日目夕食:琴平うどん食堂 紡麦様

https://twitter.com/tsumugi0915

1日目宿泊ホテル:貸切湯の宿 ことね様

https://kotone.cc/

松山城

https://www.matsuyamajo.jp/

足湯カフェ 坊っちゃん様

https://www.kowakuen.com/onsen/#ashiyu

2日目宿泊ホテル:道後hakuro様

https://www.dogohakuro.jp/

しまなみコーヒー様

https://www.instagram.com/shimanamicoffee/?hl=ja

村上海賊ミュージアム様

https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/

因島水軍城様

https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/38/1042.html

3日目夕食(1回目):吉備サービスエリア様

https://www.w-holdings.co.jp/sapa/2325.html

3日目夕食(2回目):明石サービスエリア様